学習前の準備
Borland C++ Compiler のインストール
MMGames
Borland C++ Compiler
ダウンロード
始めに、コンパイラとテキストエディタをダウンロードします。
コンパイラ Borland C++ Compiler は以下のサイトからダウンロードできます。
Borland C++ Compiler [LINK http://www.codegear.com/jp/products/cppbuilder]
Borland C++ Compiler 5.5 のダウンロード -> 新規メンバー登録
とたどり、アンケートに回答後、送信されるメール内のURLからダウンロードできます。
※どうしてもユーザー登録するのが嫌な人へ
また、プログラム作成に適したテキストエディタもダウンロードします。
きときと [LINK http://hp.vector.co.jp/authors/VA017148/]
CPad -> ページ下 CPad for Borland C++Compiler の横ダウンロード -> ダウンロード
なお、CPad for Borland C++Compiler はLZH形式で圧縮されています。
解凍ソフトがないかよくわからない人は、以下のサイトからソフトをダウンロードします。
Susieの部屋 [LINK http://www.digitalpad.co.jp/~takechin/]
Susie/Lhasaのダウンロード -> ページ下 LHA & Zip extractor Lhasa ver0.19 for Win32
なお、いずれのソフトも、ファイル名の数字は変更されることがあります。
インストール
次に、Borland C++ Compiler と CPad for Borland C++Compiler の インストールを行います。
始めに、freecommandlinetools2.exeを実行します。
後は、一般のアプリケーションと同様の手順でインストールが完了します。
次に、bcpad231.lzh を解凍し 作成されたフォルダを適当な場所に移動します。
Dドライブのルートディレクトリなどが一番良いのですが、
どこに移動して良いかわからなければ、デスクトップのままでもかまいません。
次に、作成されたフォルダ内の、bcpad.exe を実行します。
すると、設定画面が起動するので、コンパイラの場所を設定します。
C:\borland\bcc55\Bin\bcc32.exe と入力してください。
入力したら、次に設定ファイル自動設定ボタンを押して下さい。
次に、画面下のOKボタンを押して画面を閉じてください。
これで、Borland C++ Compiler と CPad for Borland C++Compiler のインストールは終了です。
プログラムの作り方
次に、プログラムを作成する手順を解説します。前項で作成したフォルダ内の bcpad.exe を実行すると、
テキストエディタ画面が開くので、そこにプログラムを打ち込むことで作成します。
操作は、一般的なテキストエディタとなんら変わりありません。
また、C言語の命令などは、色分けされて表示されるのでわかりやすいです。
ここで試しにプログラムを作成してみましょう。以下の内容の通りに打ち込んで下さい。
全て半角で打ち込み、右にずれている部分にはタブキーを使用してください。
なお、ブラウザからコピーすると次項で動作させても失敗します。
#include <stdio.h>
int main (void)
{
printf("Hello World\n");
return 0;
}
次に、画面上のフロッピーのボタンを押すと、プログラムを保存できます。名前は半角英数字8文字以内であれば、何でもかまいません。
プログラムの動かし方
次に、プログラムを動かす手順を解説します。
F9キーを押すか、画面上の青い三角のボタンを押すだけで、
コンパイルとリンクが行われ、プログラムが実行されます。
なお、コンパイルを行うには、ファイルを保存する必要があります。
また、間違いがあった場合、画面下部には、日本語でエラーメッセージが表示されます。
なお、画面右側に、実行とかかれたボタンがありますが、
これは、コマンドライン操作を行うときのボタンです。
ややこしいので、勘違いしないようにして下さい。
ここで試しにプログラムを動かしてみましょう。前項の通りにプログラムを作成したら、
F9キーを押すか、画面上部の青い三角のボタンを押してください。
成功すれば、黒背景に白文字の画面が表示され、その中に、
Hello World
の文字があるはずです。なお、他に表示される文字はコンパイラの都合で表示した文字なので、無視して下さい。
エラーメッセージ
多くのコンパイラでは、プログラムの中に間違いがあった場合、エラーを表示します。
エラーは、エラーと警告の2種類に分類されます。
エラーとは、明らかな文法の間違いで、そのままでは動作させられません。
警告とは、動かせるけど、不適切な表現が使われている場合に表示されます。
エラーや警告は、画面下の方に日本語で表示されます。
次は、エラー、警告ともに全くない場合です。
下は、警告が表示されている場合です。行の先頭に警告と表示されています。
このまま実行させることもできますが、出来る限り修正するのが良いと思います。
下は、エラーが表示されている場合です。行の先頭にエラーと表示されています。
このままではどうしようもありませんので、エラーを修正して下さい。
この例では、「test.c ファイルの4行目」の iにエラーがあることがわかります。
必ずしも該当行にエラーの原因があるとは限りませんが、参考になると思います。
たまに、エラーや警告が膨大に表示されることがあります。
これは、1つのエラーが原因で、連鎖的にエラーが発生している状態です。
この場合は、一番最初のエラーを修正すると、他のエラーもなくなることがあります。
使用上の注意
Borland C++ Compiler に関しては、これといった注意点はありません。
ただ、このコンパイラは、名前が示すように、本来は、C++のコンパイラです。
動作の違いをなくすため、ファイルを保存する時には、拡張子 .c を必ずつけてください。
普通に名前を付けて保存するとC++仕様になるので注意が必要です。
サイト目次
第0部:プログラム概要編
1章:世界最小のプログラム
12章:変数の寿命
13章:複数の変数を一括して扱う
15章:ポインタ変数の仕組み
16章:複数の型をまとめる
17章:ファイルの取り扱い
18章:マクロ機能
19章:動的配列