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しんで覚えるC言語
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変数の種類

データ型
前節で、変数の宣言と使い方について説明しましたが、
変数を宣言する時の、型についてはほとんど説明しませんでした。

前節で、変数を宣言するには、次のような書き方を使うことを説明しました。

変数を宣言
型名 変数名;

型名とは、記憶しておきたい数値の種類を表す例です。
前節では、整数を記憶するintを使用しましたが、
この型には、他にもたくさんの種類が存在しています。

C言語では、さまざまな種類の数値を扱うことが可能です。
そして、その数値毎、別々の種類の変数を使って記憶する必要があります。
この様に、さまざまな種類の数値のことを、データ型と呼ぶことがあります。

キーワード
【データ型】

数値の種類のこと。最大桁数、整数なのか実数なのか、などが異なる。


C言語では、それらの種類毎に、別々に名前がつけられています。
そして、その名前を、何々型と呼ぶことが良くあります。
実数を記憶する変数
C言語で使われるデータ型の種類は、それほど多くはありません。
当面の間は、次の2つさえ覚えておけば問題ありません。

型名 数値の種類
int 整数
double 実数

先ほど使った変数は、int型でした。
それとは別に、もう1つ、double(ダブル)型という種類の変数も使うことができます。
int型が整数を記憶するのに対して、double型は実数を記憶する型です。

この2つは、記憶する数値の種類が違っているだけで、使い方はまったく同じです。
次のプログラムは、double型を使用して四則演算を行う例です。

ソースコード
#include <stdio.h>

int main(void)
{
    double left, right;
    left = 10;
    right = 3;
    printf("%f\n", left + right);
    printf("%f\n", left - right);
    printf("%f\n", left * right);
    printf("%f\n", left / right);
    return 0;
}

このプログラムの実行結果は、次の通りになります。

実行結果
13.000000
7.000000
30.000000
3.333333

先ほどのプログラムと見比べれば、使い方はまったく同じであることがわかります。


本サイトについて

苦しんで覚えるC言語(苦C)は
C言語入門サイトの決定版です。
C言語の基本機能を体系立てて解説しており、
市販書籍と同等以上の完成度です。

第0部:プログラム概要編
  1. プログラムとは何か?
2章:プログラムの書き方
  1. 書き方のルール
  2. 書き方の慣習
  3. 練習問題2
3章:画面への表示
  1. 文字列の表示
  2. 改行文字
  3. 練習問題3
6章:キーボードからの入力
  1. 入力用の関数
  2. 入力の恐怖
  3. 練習問題6
9章:回数が決まっている繰り返し
  1. 繰り返しを行う文
  2. ループ動作の仕組み
  3. 練習問題9
10章:回数がわからない繰り返し
  1. 回数不明ループ
  2. 入力チェック
  3. 練習問題10
13章:複数の変数を一括して扱う
  1. 複数の変数をまとめて扱う
  2. 配列の使い方
  3. 練習問題13
20章:複数のソースファイル
  1. 最小限の分割
  2. 分割の定石
  3. 練習問題20

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